競技審判委員会便り


先月はTechnical Officialの名称についてでした。

今月はトライアスロン大会におけるペナルティについて感じていることです。

大会には審判長HR(Head Referee)と技術代表TD(Technical Delegate)がいます。

いちご一会とちぎ国体では私がTDを務めました。

コース設定やTO配置など、どちらかというとレースの準備です。

HRは伴さんで、レースでのペナルティや着順の判断を行いました。

皆さんから上がって来る違反情報からペナルティを与えるかの最終判断はHRです。

TOの皆さんは発生した事象を的確にHRに報告して下さい。

それに対してペナルティを与えるのはHRの判断です。遠慮なく情報を上げてください。

レースのスタートフォーンをHRが鳴らすと、レース開始。

この時点ですべての権限はTDからHRに移ります。

選手が違反をしないようなコース設定はTD、発生した違反の判定はHRです。

 今年の宮古島トライアスロン大会を観光を兼ねて見学してきました。

私の見た範囲ですので正確ではありませんが、いわゆるパンダシャツのTOは一人も見当たりませんでした。

マウントラインやディスマウントラインも青いTシャツの方が担当していました。

たぶん難しい業務なので審判資格は持っているかもしれません。

ラインオーバーしても戻すこともせずに注意するだけ、レースナンバーの記録や報告する様子も無く

すべてスルーしているように見えました。

コース上にもパンダシャツはいなく、ドラフティングを取り締まっている様子もありませんでした。

いわゆるイベント的な大会なので、ペナルティなど関係なく、選手が楽しんでフィニッシュすれば良いのでしょう。

良い悪いではなく、それが宮古島大会の方針と感じました。

関東圏内でも多くの大会がありますが、TO不足はどの大会も同じ課題です。

ドラフティングを監視しなければTO配置削減が可能ですが、TOは取り締まる

だけが目的ではなく、選手の安全が確保できるかが大切です。

宮古島の話は別として、ルールは公平と安全が目的ですので、ルールをしっかり勉強して行きましょう。

TTrA競技審判員会便りはTTrAホームページの競技審判委員会からバックナンバーを含めて閲覧できます。

来月以降はホームページへの掲載とし、メール発信は省略します。

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ぜひ定期的にTTrAホームページを閲覧してください。

PS:宮古島大会を抜いて過去に魅力度日本一になった、「たかはらやま」が復活します。

是非選手での参加検討ください。またTOも不足していますので、TO各位の支援をお願いします。

TTrA競技審判委員会 長嶋政光

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